毎日ではないですが、エンゲル係数は高めですね。
もし、監査法人で先輩に気に入られたければ、自分が担当するクライアントの近くのランチスポットを探しておくと良いですよ。
ここで注意すべき点が、単に口コミサイトの評価だけでお店を決めてはいけない点です。
これはなぜだかわかりますか?
口コミサイトにはお店がお金を出して評価を高めているようなお店があるので、必ずしも評価が信用できないからですか?
それも一理あります。いや、むしろ、そちらの方が大事な視点かもしれません、、。
私が伝えたかった注意すべき点は、評価が高いお店でも、チームメンバーが多い場合は、お店に入れないことがあるということです。
なので、口コミサイトの評判とその信頼性の検証、そして、往査メンバーが入ることができるのかを確認することが大切になります。
非常に勉強になります!色々教えていただきありがとうございます。
しかし、忘れてはいけない点として、あなたは会計士論文式試験に合格したプロフェッショナルの1人です。そのため、美味しいランチスポットを探すより、会計、監査に詳しくなることの方が何倍も重要です。
ですので、ランチスポット探しに時間をかける必要はありません。美味しいランチスポットを知っているというのは、先輩と仲良くなるための必須の条件ではありませんので、その点は注意してください。
わかりました!僕は会計、監査に詳しくなるとともに、美味しいランチスポットにも詳しくなって、早くチームメンバーに溶け込めるようにします!
良い意気込みですね。
さて、そろそろ本題に入りましょう。
午後は、新人が覚えておくべきエクセルの関数について教えて行きます。
私が思うに、新人は『VLOOKUP関数』が使えれば、それで十分かと思います。
『VLOOKUP関数』という関数を聞いたことはありますか?
全くの初耳です。その関数を使用することでどういうことができるようになるのでしょうか?
『VLOOKUP関数』は表を縦方向に検索して情報を取り出す関数です。
私はエクセルの専門家ではないので、詳しくは、こちらのサイトを見ていただければわかるかと思います。
https://excel-kaikei.com/kansu001/
例えば、あなたは期末監査で販管費を担当することになったとします。
その場合、はじめに、販管費の各科目が前期末比でどの程度増減しているかを把握する必要があります。
増減金額を把握するためには、前期末の数値と、当期末の数値を以下のように記載すると、増減金額がわかりやすいかと思います。
勘定科目 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 増減金額 |
広告宣伝費 | 40,000 | 42,000 | 2,000 | |
人件費 | 58,000 | 64,000 | 6,000 | |
地代家賃 | 130,000 | 150,000 | 20,000 | |
減価償却費 | 52,000 | 48,000 | △4,000 | |
水道光熱費 | 95,000 | 100,000 | 5,000 |
このような調書を作る際に、あなたは2020年3月期の各勘定科目の数値を調書に入力する必要があります。
この際に、会社から会社から入手した資料の数値を1つずつコピペをしていたら、数値を入力するだけで時間がかかり過ぎてしまい、各科目ごとの検討を行う時間がなくなってしまいます。
そこで、『VLOOKUP関数』を利用することで、会社が作成している資料から、必要な数値を関数で拾うことができるため、コピペよりも時間が短縮されます。
申し訳ありませんが、まだいまいちイメージが掴めません、、、。
そうですよね。実際に使ってみないとイメージがわかないと思います。
こちらのyoutubeには、動画で『VLOOKUP関数』の解説をしてくれているため、こちらを見ると、より『VLOOKUP関数』のイメージができると思います。
https://youtu.be/iaG03xC5Sgw
色々教えていただきありがとうございます。動画を見て大分イメージが掴めました!
いつかこの『VLOOKUP関数』をマスターしてみせます!
良い心行きです。
関数はまだまだたくさんあるのですが、まずはじめに新人がつまずく、そして、利用頻度の高い関数が『VLOOKUP関数』なので、こちらをぜひマスターしてください。
わかりました!
とりあえず『VLOOKUP関数』を覚える必要があることはわかりました。
僕はなんとかして、同期よりも早く昇格したいです。
なので、同期に差をつけるために、もう一つくらい何か使えるようになった方が良い関数を教えてくれませんか?
欲しがりますね。
しかし、その姿勢嫌いではないです。
では、『PIVOTテーブル』というものについて教えましょう。
『PIVOTテーブル』は聞いたことがありますか?
バスケットで、ボールを持っているプレーヤーが片足を軸足として、フロアに固定し、もう一方の足を動かすことをピボットというのは知っています。
そちらと何か関係がありますか?『PIVOTテーブル』という言葉は今までの人生で一度も聞いたことがありません、、、。
なるほど。まずはじめに、『PIVOTテーブル』がバスケットのピボットと関係ないと言い切れるほど、私も『PIVOTテーブル』をマスターしていないので、こちらはあなた自身で調べてみてください。
『PIVOTテーブル』とは、膨大なデータを分析したり、集計したりできる機能です。
例えば、会社から広告宣伝費の元帳データを入手し、増減分析を行うとします。
この際に、増減分析方法として、相手先別に、販管費の増減理由を確認することがあると思います。
その際に、『PIVOTテーブル』を利用すると、元帳データを相手先別に集計することが可能であり、前年の元帳データを入手していれば、相手先別の前年比較のデータを簡単に作成することができます。
これにより、会社の担当者の方に増減理由を質問する際に、漠然と「広告宣伝費の増減理由を教えてください。」と質問するのではなく、「◯◯社に対する広告宣伝費が増加した理由を教えてください。」というように、よりピンポイントで質問することができます。
お話を聞く限りだと、かなり使えるツールですね!
しかし、『VLOOKUP』ですらかなり難しいと感じたので、データの集計と分析の両方ができる『PIVOTテーブル』なんて、さらに使うのが難しそうです、、、。
『PIVOTテーブル』を利用すること自体は難しくありませんよ。
Excelの挿入タブに『ピボットテーブル』という表示があるので、そこを押せば利用することができます。
利用すること自体は難しくないのですが、自分が利用したい形式をどのように表示させるかは、少し慣れが必要かと思います。
口頭で伝えても、いまいちイメージができないと思いますので、こちらも、以下の動画を見てください。
https://youtu.be/SDEi1o6OSyM
『PIVOTテーブル』すごいです!これも早急に自分のものにできるように、何かデータをもらったら、とりあえず『PIVOTテーブル』で集計してみます。
それはすごく良い勉強法だと思います。『PIVOTテーブル』に関しては、本当に慣れることが大切だと思いますので、使えば使うほど、自分が望む形でデータを集計できるようになると思います。
色々教えていただきありがとうございます!これで同期に少し差をつけることができそうです。また何かあったら質問してもいいですか?
もちろんです。なんでも聞いてください!
それでは、とりあえず、今日はこのくらいにしておきましょう。
本日はExcelについてや、ランチの心得について教えていただきありがとうございました。
あの七條というお店のエビフライとてもめちゃくちゃ美味しかったです!
監査法人の人は毎日こんな美味しいご飯を食べているんですか?