次回は、答練やアクセスでいい点をとったときの自分へのご褒美に使わせていただきます!
日々勉強だけの毎日だとストレスが溜まってしまうと思うので、自分へのご褒美はとてもいいことだと思います!
そうですよね!生活の変化が少ないので、少しでも変化をつけて、受験勉強中でも日々楽しみを見つけていきます!
いい心構えです。これは余談ですが、私は先日youtubeである動画を見ました。その動画は、”人生は短い。だから好きなことをやったほうがいい!”という内容の動画でした。
会計士になりたいという明確な目標を持っている君は、確かに今は好きなことができないかもしれません。しかし、きっとこの努力が将来自分の選択の幅を広げてくれると思うので、本当に会計士になりたいのであれば、今は努力の時間ですね。
ちなみに、その動画がこちらです。息抜きがてら見ても良いかと思います。
Naokiman Show
休憩時間に見て見ます!
いいですね。
さて、それでは、本題の論文試験の勉強法について話してもいいですか?
お願いします!
わかりました。
まずはじめに行うべきことは、過去問を解いてみることです。
短答試験を突破できた君であれば、完璧な回答を書くことはできないかもしれませんが、試験のレベルがどの程度かはわかるのではないかと思います。
そして、この過去問をとくというのは、本番と同様で3日間かけて本番と同じように解く必要はありません。もっと言うと、論述問題などは回答のアウトラインだけを書いてみるだけでも良いです。
君は租税法と経営学の講義がまだ終わっていないと言っていたので、この2科目については過去問を解かなくてもいいです。
論文の勉強をしていないので、僕には論文の過去問を解くのは早すぎませんか?
確かに、論文の勉強をしていない状況で理論の論述問題を解くことは難しいかもしれません。しかし、計算問題については、短答試験を突破している君であれば、全く解くことができないということはないと思います。
しかし、過去問はもう少し勉強してから解いたほうがいいと思うんですよね。少し勉強が進んでから、自分の力を試すために論文試験の過去問を使ったほうがいいんじゃないかと思うのですが、、、。
確かに、そのように言う方も多いと思います。また、これは私が行ってきた勉強法なので、全ての人に当てはまるとは思っていません。なので、自分が使えると思ったものだけを使ってください。
なぜ、この段階で過去問を解いたほうが良いかと言うと、自分が突破すべき試験のゴールと自分の距離を早く知ることで、効果的かつ効率的な勉強計画がたてられるからです。
私の経験上、短期間で試験に受かる人はゴール地点を明確に捉えており、ゴール地点から逆算して勉強をしています。つまり、論文試験のレベルと自分のレベルの違いを認識しながら、不足しているところを重点的に勉強することで、試験を突破していきます。
過去問を勉強の効果測定で使用するというのは、とりあえず頑張って勉強をする。そして、勉強した成果がちゃんと出ているかを論文試験で確かめてみるということです。
ここで、いい点数を取れなかった場合は、これまでの勉強方法を見直さなければいけない可能性があります。ここで既に、過去問を解いて、自分の苦手な箇所を認識している人より勉強が遅れてしまう可能性があります。
また、仮に現時点で得意な科目があり、その科目は論文試験で十分に戦えるレベルであったとしても、そのことは過去問を解いて初めてわかります。これでは、本来は租税法や経営学、その他苦手な科目の勉強に回せた時間が短くなってしまいます。
なんと!!私はこれまで、過去問を勉強の効果測定のためにしか使用したことがありませんでした。しかし、確かに本番のレベルと自分との距離を早く認識したほうが効果的な勉強方法が確立できそうですね!!
そうです。まず第一に、本番のレベルと自分のレベルをしっかりと認識する。これが論文試験に初挑戦する君がまず行うべき事項かと思います。
アドバイスありがとうございます!早速明日と明後日で過去問を解いてみようと思います。
そうですね。しっかりと論文試験の難易度と、自分の立ち位置を意識しながら過去問を解く、あるいは、問題を確認してみてください。
そうします!この他にも何かアドバイスをいただけますか。
もちろんです。
私が過去問を解いた後に行ったほうが良いと思うことが、しっかりと時間をかけて勉強の計画を立てることです。
私は勉強も監査も似ていると思っています。どういう点が似ているかというと、計画が重要という点です。
監査計画とは、効果的かつ効率的な方法で監査を実施するために、監査業務に対する監査の基本的な方針を策定し、詳細な監査計画を策定することです。
監査の基本的な方針と、詳細な監査計画がどのようなものかは説明は不要かと思います。
なので、これを勉強に当てはめて考えてみましょう。
私が思うに、勉強の基本的な方針には、論文試験のボーダーラインをどのような構成で獲得していくかを決めることだと思います。
そして、過去問を受けて、自分の得意分野と、苦手分野をざっくりでもいいので認識しておくと、勉強の基本計画の策定がしやすくなると思います。
これは、全ての人に当てはまるわけではないのですが、一応言わせてください。論文に1発で合格する人は、会計学と監査論を得点源として、租税法と経営学を引っ張っていくという構成が多い気がします。
なるほど。僕は財務会計と監査論は得意な科目なので、先輩に教えてもらった得点構成を目指すかもしれないです!
そうですね。とりあえず、こちらの得点構成が勉強の基本方針になります。こちらをざっくり決めた後に、詳細な勉強計画を策定していきましょう。
詳細な勉強計画には、残りの受講すべき講義が何コマあるのか、答練は何回あるのか、苦手科目で足切りされないためには例題を何回解いたら問題の型を覚えられるかなどの事項を検討していくことだと思います。
長々と話していますが、伝えたいことは明白です。ちゃんとした勉強計画をたてて勉強をしたほうが良いということです。
勉強の時間数を重視している人がいます。確かに勉強時間をしっかりと確保することは重要です。しかし、ゴールを見据えた計画をたてないまま勉強時間だけ確保するのは、あまり効率的ではないと思います。
なので、ゴールを見据えた計画をたてて、その計画を元に十分な時間をかけて勉強するといいと思います。
そして、ここで、例えば1ヵ月ごとに、計画と実績を比較をしたり、答練等を利用して、勉強の効果測定を行い、あまり効果が出ていないようなら、勉強計画の見直しを行っていくことが大切だと思います。
長々と話してしまってごめんね。
私が行っていた勉強法については一服した後でもいいかな?
もちろんです。
それでは僕は先ほど教えてもらった動画をみています!
お昼ごちそうさまでした。
あの段々屋の天ぷら本当に美味しかったです!