はい、お願いします!
では、まずはじめに、君は普段どういう風に勉強しているのでしょうか?
僕は、講義をベースに考えて、講義が終わった後に復習、そして問題集を解いています。
流れとしては、講義→例題→問題集という感じですね。
その流れは非常にいいですね。では、アクセス等はどのように利用していますか?
アクセスは、基本的に教室で時間通りに受けて、その後間違った問題を復習するという感じです。
なるほど。アクセスの使用方法も悪くないですね。
そのほかに何か使用している教材はありますか?
計算問題については、苦手な分野については市販で販売されている計算問題も使用しています。
そして、最近CPAの財務会計論がわかりやすいという話を聞いたので、そちらも受講するか迷っています。
なるほどですね。ちなみに、例題、問題集、アクセス、答練は何回くらい解いてますか。?
例題は、基本的に講義内で解くのと、復習で解いたら終わりですね。問題集は基本的には1回です。間違えた問題については、2回目を解くこともあります。
そして、アクセスや答練についても同じような感じですね。
なるほどですね。確かにその勉強法であれば、市販の問題集を購入したり、他の予備校の講義を受けることもできそうですね。
万人に共通の最適な勉強法は存在しないと私は思っています。
そのため、もし君が今の勉強方法に問題が無いと思っているようであれば、何も変える必要はないと思います。しかし、いまいち現在の勉強法で成績の伸び悩みを感じているようなら、今からいう勉強法がおすすめです。
短答の結果からも、今の勉強法について伸び悩みを感じていました!先輩の勉強方法を教えてください!
わかりました。では、まずは、自分が通っている予備校を信じましょう。TAC、大原、CPAのどれかであれば、会計士受験のノウハウは間違いなく十分に保有していると思います。
そのため、君はTACに通っているので、今はまだTACを信じて勉強すればいいと思います。
つまり、CPAの財務会計論の講義は取らなくていいということですか?
私は取る必要は無いと思います。君はまだTACの教材をフルに活用できていないし、フルに活用するためには、他の予備校の教材で勉強する時間なんてなくなってしまうと思います。
なんと!その勉強法とはどういうことをすればいいのでしょうか!?
まずは、TACの例題、問題集、アクセス、答練を答えを覚えるくらい何回も解くことが大切です。
何回も解いて、問題文を読んだらその問題の論点がどこかわかり、今後その問題を間違えることはないと思えるくらいになるまで解くことが大切です。
私は少ないものでも5回、多いものだと10回以上は同じ問題を解きました。このような勉強法を行なっていれば、自分が通っている予備校の問題をマスターするだけでかなりの時間がかかるため、他の予備校のテキストなどを行う時間なんてないと思います。
けど、同じ問題ばかりを解いていると、飽きて来ないでしょうか?
確かに飽きてしまうと思います。しかし、これを高校野球に例えてみてみましょう。
論文試験合格は甲子園出場です。そして、アクセスや答練は練習試合です。そして、テキストの例題は普段の練習です。
ここまで言えば、私が言わんとすることはわかると思います。
甲子園に出るためには、普段からしっかりと練習することが重要です。そして、練習だけしていても、練習の成果を確認することができないため、練習試合を行います。
すごくしっくりきました!僕は今まで、アウトプットを重視していました。これは高校野球でいうと、練習をあまりしないまま、練習試合ばかり行なっていたということですね!
確かに練習試合ばかり行なっていても甲子園に出場することはできませんね、、、。
そうです。ただし、これも個人ごとに差があるため、練習試合を繰り返して甲子園に出る人も当然いると思います。
すごく納得しました!ただ、その場合、本当に今通っている予備校のテキストや問題集を信頼していいのでしょうか?
噂だと、CPAのテキストはどれもすごくわかりやすいという評判です、、、。
この点に関しては、100%断言できますが、君は今通っているTACのテキスト、問題集を100%信じていいと思います。
毎年1,000人超の受験生が論文試験に合格しています。そのうち、複数の予備校似通っている人はそこまで多くないと思います。
君の勉強方法では、まだTACの教材を100%活かしきれていないと思います。
まずは、基礎能力をしっかりつけて、徐々に応用力をつけるというという勉強法を私はお勧めします。
これから論文の勉強は応用力をつける必要があると思っていたので、目から鱗です。
当然応用力は必要です。しかし、論文試験は相対試験です。約3,700人が論文を受けて、1,300人が受かる試験です。ここで、重要なのは、いかに周りが取れる問題をしっかりと取りきれるかです。
そこで重要になるのは、応用問題ではなく、基礎問題です。そして、応用問題を解くためにも、基礎力を再度確認することはとても重要です。
ですので、テキストの例題、問題集を何度も解く。そして、徐々にアクセスや答練も反復するというのが私が考える効率的な勉強法です。
新しい問題を解きたくなることはあると思いますが、今一度、今まで解いた問題の重要性も見直してもいいと思います!
アドバイスありがとうございます!先輩のアドバイス通り、基礎力を再度見直します!
そうですね。それがいいと思います。そして、ここで聞いてくるのが、勉強計画をしっかりとたてることです。
受験までの日数と、テキストの例題、問題集の問題数、解くべきアクセスの数、答練の数。これらをしっかりと認識し、一日どれくらい問題数を解けば、論文試験までに十分な回数を回すことができるかをしっかりと認識することが重要です。
また、計画と実績は概して乖離するものです。そのため、週単位でもいいですし、月単位でもいいですので、計画と実績の比較をしっかりと行い、日々、計画の改善を試みてください。
こういう点で計画が重要だと話してくださったんですね!今回のアドバイスで、再度計画の重要性と、基礎力の重要性を認識できました!
本当にありがとうございました。
少しでも役に立てたならよかったです。また困ったことがあったらなんでも聞いてください。
ありがとうございます。先輩ももう直ぐ監査法人の仕事が始まり大変かと思いますが、困った際はご連絡させていただきます。
全然問題ありません。いつでも連絡ください。
本当にありがとうございます!
では私はこれで帰ります。引き続き勉強を頑張ってください。
遅くなってごめんね。早速勉強法の話に戻ろうか。